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Channel: 同志社大学 研究・産官学連携の研究・産官学連携に関するトピックス
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生命医科学部 飛龍志津子教授が第14回「日本学術振興会賞」を受賞しました

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生命医科学部 飛龍志津子(ひりゅう しづこ)教授が独立行政法人日本学術振興会による第14回「日本学術振興会賞」を受賞しました。

本賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的とし平成16年度に設置されたものです。
受賞対象者は人文学、社会科学及び自然科学の全分野において、45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち、論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている研究者としており、平成29年度は423名の候補者から25名(うち理工系8名)が選ばれました。
授賞式は平成30年2月7日(水)に日本学士院にて行われます。

【受賞者】
飛龍 志津子 教授(生命医科学部)

【授賞の対象となった研究業績】
コウモリの生物ソナーシステムに関する研究



2018年1月10~12日にフィリピンで開催されたThe Second International Symposium of the Vacuum Society of the Philippinesにおいて、理工学部電子工学科4年生の小林益美さんがStudent Best Poster Awardを受賞しました。

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2018年01月10~12日にフィリピン,マニラ域ケソン市,フィリピン大学ディリマン校で開催されたThe Second International Symposium of the Vacuum Society of the Philippines(第2回フィリピン真空工学会国際会議)において、理工学部電子工学科4回生の小林益美君がStudent Best Poster Awardを受賞しました。

☆発表題目☆
Work function measurement using semiconductor light sources
☆発表者☆
小林益美
理工学部 電子工学科 4回生
☆連名者☆
桑原大典(理工学部 博士課程前期課程2年生)
粕谷俊郎,和田元(理工学部 教授)

理工学研究科博士課程(前期課程)の三品直也さんが第34回関西地区ペプチドセミナーにおいて優秀ポスター賞を受賞しました。

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 2017年12月16日に開催された第34回関西地区ペプチドセミナーにおいて、理工学研究科応用化学専攻の三品直也さんの発表が優秀ポスター賞を受賞しました。同賞は、研究内容やプレゼンテーションを総合的に審査し、優れた発表を行った者に授与されるものです。三品さんは、コラーゲンを模倣した様々な分岐型ペプチドを合成し、水中で自発的に形成される多様なナノ構造体と分子構造との関連性について明らかにしました。また、これらの生体材料への応用についても検討しました。

 本研究は文部科学省私立大学戦略的基盤形成事業「細胞自在操作のための分子化学技術の開発拠点形成」の支援を受けて行われました。

★発表題目★
三分岐型コラーゲン様ペプチドの精密設計に基づく自己組織化制御

★発表者(受賞者) ★
三品 直也  理工学研究科応用化学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生
(理工学部 機能分子・生命化学科 卒業生)

★連名者 ★
東 信行(理工学部 機能分子・生命化学科 教授)
古賀 智之(理工学部 機能分子・生命化学科 教授)

日本音響学会関西支部若手研究者交流研究会において三部有里奈さんが最優秀賞を、角谷美和さん、玉井湧太さんがグッド・ポスター賞を受賞しました。

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2017年12月16日に同志社大学で行われた第20回日本音響学会関西支部若手研究者交流研究発表会において、三部有里奈さん(医情報学科 脳神経行動工学研究室)が最優秀賞を、角谷美和さん、玉井湧太さん(生命医科学研究科 脳神経行動工学研究室)がグッド・ポスター賞を受賞しました。
本賞は若手研究者間の研究交流・相互啓発の活性化を目的として、優れたポスター発表に授与されるものです。三部さんは、コウモリの障害物回避時の音響行動の計測によって、コウモリが音で空間マップを持つことを実験的に示しました。角谷さんは、超音波を用いたエコーロケーションによって、ヒトも形状の知覚が可能であることを明らかにしました。また、玉井さんは赤外線レーザーにより非接触で神経を刺激する方法を、新型人工内耳に応用する可能性を明らかにしました。

●発表題目:「コウモリはエコーロケーションによって空間マップを作成しているのか」
発表者(受賞者):
三部 有里奈(生命医科学部 医情報学科 4年次生)

連名者:
山本 雄也(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生)
山田 恭史(研究開発推進機構 助手)

●発表題目:「コウモリから学ぶ!超音波を用いたヒューマンエコーロケーション-超音波バイノーラルエコーを用いた物体形状・テクスチャー・材質弁別に関する音響心理学的検討-」
発表者(受賞者):
角谷 美和(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(後期課程) 3年次生)

連名者:
晩田 泰斗(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生)
鎌田 綾奈(生命医科学部 医情報学科 4年次生)
吉野 寿紀(神戸市立工業高等専門学校 電気電子工学専攻 1年次生)
後上 正樹(神戸市立工業高等専門学校 電気電子工学専攻 1年次生)

●発表題目:「次世代人工内耳の開発:経鼓膜的レーザー刺激を用いた聴覚再建方法の検討」
発表者(受賞者):
玉井 湧太(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)2年次生)

連名者:
堀之内 謙介(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)1年次生)
飛龍 志津子(生命医科学部 教授)
小林 耕太(生命医科学部 准教授)

理工学部橋本雅彦准教授らの研究グループの論文がElectrophoresisのマイクロフルイディクス研究特集号のフロントカバーに2年連続で選定されました

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2018年2月2日に理工学部化学システム創成工学科 橋本雅彦准教授らの研究グループのElectrophoresisに掲載された論文が、Front Cover(表紙)に選定されました。論文が掲載されたのはマイクロフルイディクス研究の特集号であり、昨年の同特集号に続き2年連続で表紙を飾ることとなりました。

本論文は、ポリジメチルシロキサンというシリコーン樹脂で作製したマイクロ流体チップと数枚のガラスやプラスチック基板とをPDMSの自己吸着性のみを利用して貼り合わせて一定時間脱気した後、油相と水相をマイクロチャンネル入口部に滴下するだけでサイズの揃った油中水滴がひとりでに高速生成(1秒当りおよそ500滴)されることを見出しました。これは従来にないほど簡単・高速かつ安価な単分散液滴の生産技術であり、液滴の利用を基盤とした様々な(生)化学分析や機能性材料製造への利用が期待されます。

発表題目
Rapid automatic creation of monodisperse emulsion droplets by microfluidic device with degassed PDMS slab as a detachable suction actuator

発表者(論文の代表著者)
橋本雅彦
理工学部化学システム創成工学科 准教授

連絡者
村田 悠喜(理工学研究科 博士前期過程修了)
中小司 裕太(理工学研究科 博士前期過程修了)
近藤 仁貴(理工学研究科 博士前期過程2年次生)
田中 悠悟(理工学研究科 博士前期過程2年次生)

Electrophoresis(外部サイト)

生命医科学研究科の福井佑弥さんが、角膜カンファランス2018において眞鍋賞を受賞しました。

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2018年2月15日~17日に広島市のグランドプリンスホテル広島で開催された角膜カンファランス2018(第42回日本角膜学会総会 第34回日本角膜移植学会)において、福井佑弥さん (生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 医工学コース)が優秀ポスター賞(眞鍋賞)を受賞しました。眞鍋賞は、角膜手術に関する優れた研究に対して日本角膜学会から授与される大変名誉な賞です。

本研究では、超臨界二酸化炭素処理による脱細胞化技術を用いて作成したSPFブタ由来角膜シートの角膜疾患治療への有用性を報告しました。本シートを用いたサンドイッチ移植は円錐角膜や屈折矯正手術後の角膜拡張症の治療への臨床応用が期待されます。

発表のタイトル:ブタ脱細胞化角膜シートのサンドイッチ移植法による角膜補強の有用性の検討

発表者 (受賞者):
福井佑弥 (生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)1年次生)

連名者 :
奥村 直毅 (生命医科学部 医工学科 准教授)
松本 大輝 (生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)2年次生)
寺本 真隆 (生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)1年次生)
今井 博文 (生命医科学部 医工学科 4年次生)
黒沢 哲太 (生命医科学部 医工学科 4年次生)
島田 知輝 (生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)2年次生)
Fan-Wei Tseng (ACRO Biomedical Co., Ltd)
Dar-Jen Hsiehv (ACRO Biomedical Co., Ltd)

指導教員 :
小泉 範子(生命医科学部 医工学科 教授)

ISFJ2017 政策フォーラム 経済学部の伊多波良雄ゼミが優秀発表賞

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12月2日・3日に東京で行われた日本政策学生会議(ISFJ)主催の2017政策フォーラムにおいて、本学経済学部 伊多波ゼミの論文が、環境防災エネルギー(2)分科会で「優秀発表賞」を受賞しました。

【受賞論文】
《環境防災エネルギー(2)分科会 優秀発表賞》 「化粧品の環境問題解決と経済規模の拡大」

【執筆者】
三原佳音さん、井手坂優花さん、小西美香さん、林美穂子さん

【総評】
分析や企業へのヒアリング不足など学術論文としての力不足は否めないものの、一般消費者に着目されにくい化粧品から発生する環境問題の存在とその解決にむけた研究に着手した点や、過去になかったアンケート・研究等を行い政策提言を行った点が評価された。

【受賞者コメント】
約半年間の活動を通して、化粧品が与えている環境問題を知り、今まで気にしていなかった問題に初めて当事者としての意識が芽生え、課題や解決策を考えることができました。中間発表会では他大学の先生方から有意義なフィードバックを頂き、夏休みも何度も集まり、改善を重ねて本番に臨みました。本番発表会では、全国の大学が集まる場で他大学の学生の質の高い研究発表を聞き、刺激を受けることができました。これらの経験を活かし、今後はさらに視野を広げて様々なことに問題意識や関心を持ち、それらの解決に貢献していきたいと考えています。


政策フォーラムとはISFJ(Inter-University Seminar for the Future of Japan)に参加する学生たちが、半年間の月日をかけて完成させた研究論文をもとに、政策マーケットの第一線で活躍されている議員・官僚・教授・研究員の方々に対して政策宣言を行う年一回の学術イベントです。
学生の研究成果を政策提言という形で社会に還元するとともに、学生が中心となって産・官・学の意見交換の場を創出することを主たる目的としており、今年で22回目の開催となります。


同志社ローム記念館プロジェクト「きづのもり商品開発本部~木津川市プロデュースプロジェクト」に京都府から感謝状が贈呈されました!

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同志社ローム記念館プロジェクト「きづのもり商品開発本部」に対して、2018年3月10日に開催された「お茶の京都博 テイクオフパーティー」にて、感謝状が贈呈されました。感謝状は「お茶の京都博」への貢献があった人・団体へ京都府から贈られるものです。

「きづのもり商品開発本部」は2017年度、「商品開発を通して、木津川市の魅力を市内外へ発信する」ことを目的として活動を開始しました。木津川市内の事業所を回って自分たちのアイデアを形にするための協力者を探し、交渉を重ねた末に完成した商品を11月3日に開催された「お茶の京都博~へうげもの茶宴 in みかのはら~」に出店して販売しました。当日は、伝統産業の織物ふすま紙を使ってオリジナルのブックカバーを作ることができる「マイブックカバーキット」、高級抹茶を使用した和菓子「美抹茶どら焼き~ぼく、でかやき~」、老舗茶問屋とのコラボレーションにより生まれた、味が変化する水出し緑茶「タッキーDay 茶 cha 茶」の販売を行いました。さらに、野菜を層のようにつみ重ねたお弁当「ミルフィーユ弁当(ミル弁)」のアイデアを木津川市内の10店舗が競う「ミル弁グランプリ」を開催しました。「ミル弁グランプリ」は「お茶の京都博~へうげもの茶宴 in みかのはら」のメインイベントのひとつとして開催され、用意したお弁当が販売開始後約2時間で完売するほどの人気でした。
 こうした活動が、京都府が2017年度をターゲットイヤーとして取り組んだ「お茶の京都博」を盛り上げることに貢献したとして、今回感謝状が贈呈されました。開発した商品の一部はJR加茂駅やShop木の津で継続販売されることとなり、今後も木津川市の魅力を伝えていく一助となることが期待されています。


理工学研究科の神崎敬浩さんが化学工学会 第83年会で最優秀学生賞を受賞

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2018年3月13~15日に開催された、化学工学会 第83年会の“エレクトロニクス,材料・界面,広領域”セッションにおいて、大学院理工学研究科応用化学専攻の神崎敬浩さんが、最優秀学生賞を受賞しました。神崎さんは、直流電場下での油中微小水滴の振動運動について、電流と運動の相関を調べることで振動運動が発現するメカニズムの解明を試みました。本賞は、対象となるポスター発表369件に対し審査が行われ、最も優れた8件に与えられました。

★発表題目★
「直流電場下における油中微小水滴の振動運動メカニズムの解明」
★発表者★
神崎敬浩(理工学研究科 修士課程1年次生)
★連名者★
岡田和也(生命医科学部)
名和愛利香(研究開発推進機構および理工学部 特任助教)
山本大吾 (理工学部 助教)
吉川研一 (生命医科学部 教授)
塩井章久 (理工学部 教授)

参考URL

小泉範子教授、奥村直毅准教授らの研究成果がThe New England Journal of Medicine誌に掲載され、京都新聞などに紹介されました。

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生命医科学部の小泉範子教授、奥村直毅准教授らの研究成果により、世界初となる角膜内皮障害に対する再生医療の臨床研究が行われ、その研究成果が世界で最も権威ある医学雑誌の一つであるThe New England Journal of Medicineに掲載されました。
本論文では、同志社大学で確立した技術を用いて2013年12月に開始された細胞注入治療の臨床研究おいて、11名の患者における2年間の有効性と安全性を報告しました。
本研究は、京都府立医科大学 感覚器未来医療学(木下茂教授ら)、視覚機能再生外科学(上野盛夫学内講師ら)などとの共同研究によるものです(2018年3月15日掲載)。
本研究成果は京都新聞などで紹介されました。

タイトル:Injection of Cultured Cells with a ROCK Inhibitor for Bullous Keratopathy.
(水疱性角膜症に対する培養角膜内皮細胞とROCK阻害剤の注入療法)
著者名:Shigeru Kinoshita*, Noriko Koizumi*, Morio Ueno*, Naoki Okumura, Kojiro Imai, Hiroshi Tanaka, Yuji Yamamoto, Takahiro Nakamura, Tsutomu Inatomi, John Bush, Munetoyo Toda, Michio Hagiya, Isao Yokota, Satoshi Teramukai, Chie Sotozono, Junji Hamuro (*co-first authors)

掲載誌:The New England Journal of Medicine. 2018 Mar 15;378(11):995-1003. doi:
10.1056/NEJMoa1712770.

生命医科学研究科のMoniruzzaman Mohammadさんの研究が「Biochem. Biophys. Res. Commun」に掲載されました。

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アルツハイマー病(AD)の原因物質アミロイドβ(Aβ)は、前駆体タンパク質断片(C99)がタンパク質分解酵素γセクレターゼによって切断されて作られます。このため、γセクレターゼは創薬の標的分子として、単粒子解析やX線結晶解析などの構造解析が盛んに行われています。しかし、γセクレターゼは糖鎖付加を受けるにもかかわらず、糖鎖による酵素活性の変化や構造解析への影響は理解されていませんでした。

生命医科学研究科医生命システム専攻の院生Moniruzzaman Mohammadさんは、生命医科学研究科准教授 舟本 聡氏らとともに、糖鎖欠損変異細胞を利用して、γセクレターゼ活性等に関して糖鎖修飾の影響を検討しました。その結果、糖鎖欠損変異細胞では野生型と比較してγセクレターゼ量に変化が見られないが、酵素活性が低下していることが分かりました。
これらの結果は、γセクレターゼの糖鎖が酵素活性や基質選択に関与していることを示唆しています。

この研究成果は、5月25日に米国科学雑誌「Biochem. Biophys. Res. Commun.」速報版に発表されました。論文タイトル「Glycosylation status of nicastrin influences catalytic activity and substrate preference of γ-secretase」。この研究は、科学研究費補助金(代表、舟本 聡)、AMED認知症研究開発事業(代表、角田伸人)などの支援を受けて行われました。

脳科学研究科 元山純 教授らの研究成果が、「Development, Growth & Differentiationに掲載されました。

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虐待、無視といった親から受ける養育の欠如はヒトのみならず他の哺乳類においても脳の発達に障害をもたらすことが知られています。動物実験では母子分離と呼ばれる一定期間新生児を親から分離することでストレスを与える実験が用いられ、母子分離が出生後の脳、特に海馬の発達に重大な障害を与えることが報告されてきました。しかしストレスによって最初に海馬のどの細胞群がどのような障害を受けるのかについては不明でした。
片平立矢 氏(元高等研究教育機構 助教)、宮崎直子さん(心理学部3年生・脳科学研究科リサーチ・インターン)、元山純 教授(神経発生分子機能部門)らは、生後4日目の新生児に24時間の母子分離を行なった場合の海馬での抑制性神経細胞の発生に着目し、抑制性神経細胞への分化前から細胞分化の進み具合を観察することで、母子分離の与える影響を観察しました。その結果、長期的な影響を見ると母子分離によって海馬の大きさが縮小すると共に、抑制神経細胞の数が海馬の左側のみで減少することを見出しました。さらに母子分離を受けた直後の海馬内の抑制性神経細胞の分化の進み具合を解析すると、「GAD67」という抑制性神経伝達物質であるGABAを合成するタンパク質の発現が抑制性神経前駆細胞で進行しないことが明らかになりました。このGAD67がないと前駆細胞は成熟した抑制性神経細胞としては機能できないため、その影響が海馬内での抑制神経細胞の数の減少を引き起こすと考えられます。
 本研究により、母子分離によるGAD67の発現抑制が、抑制性神経細胞の分化阻害に関わることが初めて明らかとなりました。抑制神経細胞は新生児の脳では感覚知覚の臨界期の成立に必須であることが報告されており、また母子分離に代表される新生児への虐待が統合失調症、不安症、共感覚の原因となることも知られています。本研究成果はそれらの脳機能障害の発症過程の解明や治療法探索に役立つと期待されます。また親子関係の脳発達における重要性を強調する上で意味があります。本研究成果は、2018年6月4日に発生学専門誌「Development, Growth & Differentiation」に掲載されました。

第19回 Society for Free Radical Research International (SFRRI) 国際会議において八丁崇暢さんがYoung Investigator Awardに選ばれました。

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2018年6月11日にポルトガル・リスボンにて開催された第19回 Society for Free Radical Research International (SFRRI) 国際会議において、八丁崇暢君(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 医工学コース) がポスター発表約400件の中からYoung Investigator Awardに選ばれました。

この学会には、酸化還元生物学、フリーラジカル、酸化ストレスに関する研究とその医学・薬学への応用に関する権威のあるものとして、世界約40ヶ国から、約1000人の医学関係の研究者が参加しました。

発表題目
「Nerve axonal extension enhancement using plasma activated medium generated through nonthermal atmospheric pressure plasma bubbling」

研究内容
近年、損傷神経細胞の再生のための新規治療法の開発が進んでいます。本研究では止血、細胞増殖、創傷治療等の医療への適用で注目をあびる大気圧低温プラズマ照射手法を採用し、バブリングにより生成される活性種を導入した培養液によるPC12細胞の神経軸索伸展促進のための細胞培養システムの構築に成功しました。

発表者 (受賞者)
八丁 崇暢
(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)1年次生)

指導教員
仲町 英治
(生命医科学部 医工学科 教授)
森田 有亮
(生命医科学部 医工学科 教授)
山本 浩司
(生命医科学部 医工学科 准教授)
市川 寛
(生命医科学部 医生命システム学科 教授)

第62回システム制御情報学会研究発表講演会 (SCI’18)において生命医科学研究科の三部有里奈さんが学生発表賞を受賞しました。

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5月16日から行われた第62回システム制御情報学会研究発表講演会 (SCI’18)において、三部有里奈さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 脳神経行動工学研究室)が学生発表賞を受賞しました。本賞は、学会期間中に優秀な発表を行った学生に対して贈られるものです。三部さんは、コウモリが未知から既知の障害物空間を飛行する際、エコーロケーション行動を適応的に変化させることを行動実験により明らかにし、またその飛行ルートや音響行動の変化を、シンプルな数理モデルを用いて表現できる可能性を示唆しました。

発表題目
「コウモリの空間学習に基づく音響ナビゲーション戦略に関する行動学的・数理学的分析」

発表者(受賞者)
三部 有里奈
(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)1年次生)

連名者
山田 恭史
(広島大学大学院 理学研究科 博士研究員)
山本 雄也
(生命医科学研究科を2018年3月に修了)
伊藤 賢太郎
(法政大学 助教)
小林 耕太
(生命医科学部 准教授)
飛龍 志津子
(生命医科学部 教授)

研究開発推進機構 藤岡慧明特別研究員、生命医科学部 飛龍志津子教授らが海洋音響学会「論文賞」を受賞しました。

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研究開発推進機構 藤岡慧明特別研究員、生命医科学部 飛龍志津子教授らが海洋音響学会「論文賞」を受賞し、5月23日にその授賞式が東京海洋大学にて執り行われました。藤岡特別研究員らは、コウモリの生物ソナーのアルゴリズムに関する論文が評価され、今回の受賞となりました。
論文賞は、海洋音響学の発展に貢献した優秀な論文を発表した著者に送られるものです。

<受賞対象論文>
タイトル
Echolocating bats use future-target information for optimal foraging
(コウモリは最適採餌のために次の標的の情報を利用する)

著者
Emyo Fujioka, Ikkyu Aihara, Miwa Sumiya, Kazuyuki Aihara and Shizuko Hiryu
(藤岡慧明、合原一究、角谷美和、合原一幸、飛龍志津子)

掲載誌
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 
(米国科学アカデミー紀要)

受賞者
藤岡慧明
(研究開発推進機構 特別研究員)
角谷美和
(情報通信研究機構 日本学術振興会特別研究員(PD))
合原一究
(筑波大学 助教)
飛龍志津子
(生命医科学部 医情報学科 教授)


「宇宙生体医工学研究プロジェクト」のオリジナルサイトを開設しました

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2018年4月に同志社大学先端的教育研究拠点として発足した「宇宙生体医工学研究プロジェクト」のオリジナルサイトを開設しました。今後、こちらのサイトでプロジェクトの情報を随時更新いたしますので、是非ご覧ください。

↓以下のリンクよりご覧いただけます

社会経済学発展学会(Society for the Advancement of Socio-Economics)が日本で初めて開催されました

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 2018年6月22日(金)から25日(月)の4日間、同志社大学今出川キャンパスにおいて社会経済学発展学会(Society for the Advancement of Socio-Economics、以下SASE)が開催され、本学社会学部の藤本昌代教授(実行委員長)、経済学部の迫田さやか助教(副実行委員長)が運営に従事しました。

 これまで欧州、米国の交互で開催されてきたSASEという社会科学系の巨大学会が、30周年記念大会で初めてアジアで開催することを決定し、欧米以外で初めての大会が京都の同志社大学で開催されました。期間中は約1,000人の参加があり、前年のフランス・リヨン大会の800人を上回る人数が京都に集結しました。グローバル化による不平等に関する問題についてさまざまなアプローチから議論が行われ、参加者同士の研究ネットワークも構築され、非常に有意義な大会となりました。同志社大学での大会の成功は、今後、アジアを学会開催のローテーションに入れることを検討させうる重要な契機となりました。

『逸品塾』 創立10周年記念式典を実施しました

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 NPO法人同志社大学産官学連携ネットワーク(D-BRIGE)は、2018年7月17日(火)、同志社大学室町キャンパス(寒梅館)にて、『逸品塾』の創立10周年記念式典を実施しました。
 
 『逸品塾』は、NPO法人同志社大学産官学連携ネットワークが運営する産学連携事業の一つであり、塾長である、同志社大学ビジネス研究科 加登 豊教授の下、登録企業各社が、世界一の新製品開発マネジメントのあり方を探るとともに、自社の業績向上を目指し、経営戦略を学び、成果を創出する実践の場として実績を重ねてまいりました。
 10周年記念式典では、加登塾長により「10年の軌跡」として、逸品塾の創塾時の狙い、過去の様々な実績の話の後、今期第10期メンバーによる、中間報告が行われました。また、記念講演として、早稲田大学の長内 厚教授による「日本家電メーカーの品質と価値」として大変有意義なお話を伺う事が出来、参加企業の役員や卒塾生の皆様等、100名に及ぶ参加者を得て、盛会に終えることができました。

 『逸品塾』の10年間の実績は、参加企業数、延べ73社、実施プロジェクト22件を数え、今秋より始まる第11期にむけて、今後の更なる邁進を誓いました。

関連サイト

研究開発推進機構の川口健次助教が電気化学会電解科学技術委員会工業電解奨励賞を受賞

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研究開発推進機構の川口健次助教が電気化学会電解科学技術委員会工業電解奨励賞を受賞しました。
この賞は、工業電解に関してこれから発展の期待される若手研究者を表彰するものです。
川口助教は、これまで工業電解における電極材料設計に注力し、顕著な成果をあげたことが高く評価され表彰されました。
2017年11月21~22日に京都大学で開催された第41回電解技術討論会において表彰式および受賞記念講演が行われました。

★受賞者★
 川口健次(研究開発推進機構 特定任用研究員 助教)

★受賞記念講演題目★
 ナノ/アモルファスハイブリッド酸化物触媒の開発

(関連論文)
K. Kawaguchi, G. M. Haarberg, and M. Morimitsu, Electrochemistry, 77, 879 (2009).
K. Kawaguchi, G. M. Haarberg, and M. Morimitsu, ECS Trans., 50 (19), 75 (2013).
K. Kawaguchi and M. Morimitsu, Electrochemistry, 83, 256 (2015).
K. Kawaguchi and M. Morimitsu, Journal of MMIJ, 131, 129 (2015).
K. Kawaguchi and M. Morimitsu, J. Surf. Finish. Soc. Jpn., 66, 282 (2015).
K. Kawaguchi and M. Morimitsu, J. Surf. Finish. Soc. Jpn., 66, 673 (2015).

理工学研究科の重田有佳里さん、池谷ちなみさんが第19回関西表面技術フォーラムでW受賞

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2017年11月16~17日に開催された第19回関西表面技術フォーラム(表面技術協会関西支部主催)において、理工学研究科数理環境科学専攻2年次生の重田有佳里さんが研究奨励賞を、同1年次生の池谷ちなみさんが優秀ポスター発表賞を受賞しました。
重田さんは、RuO2-Ta2O5触媒を用いたリンの電気化学的定量法を従来のモリブデンブルー法と比較して電気化学的定量法の優位性を明らかにし、また池谷さんはRuO2-Ta2O5触媒を用いた炭酸水素イオンのセンシングにおいてRuとTaの触媒組成が検出特性に及ぼす影響を明らかにして、それぞれの研究成果が高く評価されました。

☆発表題目☆
RuO2-Ta2O5触媒を用いたリンの電気化学的定量とモリブデンブルー法との比較
☆発表者☆
重田有佳里
理工学研究科 博士課程(前期課程) 数理環境科学専攻2年次生
(理工学部 環境システム学科 卒業)
☆連名者☆
川口健次(研究開発推進機構 助教)
盛満正嗣(理工学研究科 教授)


☆発表題目☆
RuO2-Ta2O5触媒を用いた炭酸水素イオンの電気化学センシングにおける触媒組成の影響
☆発表者☆
池谷ちなみ
理工学研究科 博士課程(前期課程) 数理環境科学専攻1年次生
(理工学部 環境システム学科 卒業)
☆連名者☆
本田 愛(理工学研究科 博士課程(前期課程)数理環境科学専攻2年次生)
川口健次(研究開発推進機構 助教)
盛満正嗣(理工学研究科 教授)

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