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Channel: 同志社大学 研究・産官学連携の研究・産官学連携に関するトピックス
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理工学部 橋本雅彦准教授らの研究グループの論文がElectrophoresisのフロントカバーに選定されました

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2017年1月16日に理工学部化学システム創成工学科 橋本雅彦准教授らの研究グループのElectrophoresisに掲載された論文が、Front Cover(表紙)に選定されました。

本論文は、新規核酸分析技術として近年急速に発展しているドロップレットデジタルPCRに関するものであり、ポリジメチルシロキサンという樹脂で作製したマイクロ流体チップとガラス基板とをPDMSの自己吸着性のみを利用して貼り合わせて一定時間脱気した後、油相と水相をマイクロチャンネル入口部に滴下するだけでサイズの揃った油中水滴がひとりでに生成されることを見出しました。これにより従来にないほど簡単かつ安価にドロップレットデジタルPCR分析が行えるようになりました。

発表題目
A poly(dimethylsiloxane) microfluidic sheet reversibly adhered on a glass plate for creation of emulsion droplets for droplet digital PCR

発表者(論文の代表著者)
橋本 雅彦
理工学部 化学システム創成工学科 准教授

連名者
中小司 裕太 (理工学研究科 博士前期課程2年次生)
田中 洋成 (理工学研究科 博士前期課程修了)
塚越 一彦 (理工学部 化学システム創成工学科 教授)

Electrophoresis(外部サイト)

生命医科学研究科 角谷美和さん、生命医科学部 大谷倖平さんが学会発表において奨励賞を受賞しました。

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2016年12月18日に関西大学で行われた第19回日本音響学会関西支部若手研究者交流研究発表会において、角谷美和さん(生命医科学研究科・脳神経行動工学研究室)が優秀奨励賞に、大谷倖平さん(生命医科学部・脳神経行動工学研究室)が奨励賞に選ばれました。本賞は若手研究者間の研究交流・相互啓発の活性化を目的として、優れたポスター発表に授与されるものです。角谷さんは心理学的手法による音響実験によって、ヒトのエコーロケーションによる形状の知覚能力に関して明らかにしました。また、大谷さんはコウモリの超音波センシングの行動機序を自律走行ロボットに搭載し、実機とシミュレーションによってその有用性を明らかにしました。

●発表題目:
「超音波バイノーラルエコーを用いた3次元物体形状およびテクスチャーの弁別-コウモリの超音波でヒトはどこまでモノが“見える”のか-」

発表者(受賞者):
角谷 美和
(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 医情報学コース 博士課程(後期課程) 2年次生)

連名者:
晩田 泰斗(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 医情報学コース 博士課程(前期課程) 1年次生)
内川 怜奈(生命医科学部 医情報学科 4年次生)
吉野 寿紀(神戸市立工業高等専門学校 電子工学科5年次生)
後上 正樹(神戸市立工業高等専門学校 電子工学科5年次生)

●発表題目:
「コウモリの障害物回避飛行に学ぼう-自律走行車とシミュレーションによる音響ナビゲーションアルゴリズムの検証-」
発表者(受賞者):
大谷 倖平(生命医科学部 医情報学科 4年次生)

連名者:
辻 拓実(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 医情報学コース 博士課程(前期課程) 1年次生)
山田 恭史(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 医情報学コース 博士課程(後期課程) 4年次生)

政策学部・足立ゼミ 「cvg(キャンパスベンチャーグランプリ)大阪」で4年連続の快挙

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2017年1月23日、政策学部・足立ゼミ3回生の安部華綸さん、片岡理美さん、村上慎太朗さん、鈴木啓也さんのチームが「第18回cvg(キャンパスベンチャーグランプリ)大阪」大会で「特別賞 大阪産業人クラブ賞」を受賞して表彰されました。キャンパスベンチャーグランプリは、大学・大学院・高等専門学校・短期大学・専門学校の学生による国内最大級の新事業提案コンテストです。

安部さん、片岡さん、村上さん、鈴木さんのチームは、「DEAR ~未来の大切な人へ~」という事業を提案しました。家族へ自らの思いを伝えるといった心温まるビジネスプランであり、今回の受賞に至りました。

また、政策学部・足立ゼミからは、2014年1月(2013年度)に当大会で優秀賞を受賞した学生チームを輩出して以来、今回まで4年連続して表彰されるといった快挙となりました。

今後も素晴らしいビジネスプランが同志社大学から生まれていくことを期待しています。

日本スポーツアナリスト協会主催 「SAPスポーツアナリティクス甲子園」 マーケティング部門日本スポーツアナリスト協会賞受賞

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文化情報学部の後藤智紀さん(3年次生)、藤澤将広さん(3年次生)、森岡優輝さん(2年次生)、内藤宏明さん(2年次生)、高澤一平さん(2年次生)の チームが日本スポーツアナリスト協会主催の「SAPスポーツアナリティクス甲子園」において日本スポーツアナリスト協会賞を受賞しました。

このコンデータ分析コンペティションではJ1横浜マリノスの観客動員数のデータに基づき、データ分析を行い、課題を発見し、課題解決策を提言するとい うものです。
本学部のチームは「地域差を考慮した観客数増加への施策」について提案し、その独創性およびデータの活用が評価され主催者である日本スポーツアナリスト協会賞を受賞しました。
(参考ページ:「SAPスポーツアナリティクス甲子園」

脳科学研究科 学生・東出英和さんの研究が「Journal of Neurochemistry」に掲載されました。

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 アルツハイマー病の原因物質アミロイドβ(Aβ)は、前駆体タンパク質断片(C99)からタンパク質分解酵素によって作られます。C99にはGXXXGモチーフが3つ存在し、このモチーフは他のタンパク質において二量体化に関与していることが知られています。そのため、このモチーフがC99でも二量体形成に関与し、Aβ産生にも影響を与えていると考えられていました。
 脳科学研究科の学生・東出英和さんは、井原 康夫 元脳科学研究科教授(現、本学システム神経科学研究センター嘱託研究員)、舟本 聡 生命医科学研究科准教授らとともに、アミノ酸置換によってGXXXGモチーフのないC99を調製して、その二量体形成と酵素学的なAβ産生への影響を詳細に検討しました。その結果、GXXXGモチーフのグリシン(G)をアラニン(A)に置換しても、このモチーフを正常にもつC99と同程度に二量体化が起きていることが分かりました。また、GXXXGモチーフ中のGを欠くほどに、Aβ産生が減少することも分かりました。さらに、GXXXGモチーフ中のGを欠くほどに、42残基のAβ42や40残基のAβ40など長いがAβ種の産生比率が減少し、38残基のAβ38や37残基のAβ37などの短いAβ種の産生比率が増加していました。
 これらの結果は、GXXXGモチーフが従来言われていたC99の二量体化よりも、Aβ分子種産生に強く影響を与えていることを示しています。
 この研究成果は米国専門誌「Journal of Neurochemistry」の速報版で2016年12月29日に発表されました。論文タイトル「Alanine substitutions in the GXXXG motif alter C99 cleavage by γ-secretase but not its dimerization」。この研究は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(代表、小林 聡)、AMED認知症研究開発事業(代表、角田伸人)などの支援を受けて行われました。

脳科学研究科 学生・呉 胤美(お ゆんみ)さん(神経回路形態部門:指導教授 藤山文乃)の論文が国際誌Brain Structure & Functionに掲載されました。

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ドーパミンは運動機能や認知機能の調整のみならず学習や報酬系にも深く関与しており、その制御の解明は重要な課題です。近年、大脳基底核の淡蒼球外節細胞がドーパミン細胞群である黒質緻密部に投射することが報告されましたが、淡蒼球外節のどのニューロンが投射し、どのように作用するかは明らかではありませんでした。
本研究では、PV-Creラットを初めて使用し、淡蒼球外節の中でもパルブアルブミンを持つ細胞だけを赤の蛍光タンパクで可視化することで、神経終末が黒質緻密部の特定の領域に優位に分布することを明らかにしました。さらに、淡蒼球外節のパルブアルブミン細胞の活性化によって黒質緻密部のドーパミン細胞が強く抑制されることが電気生理学的に証明されました。
この結果によって、運動や学習における大脳基底核の理解、黒質緻密部の変性疾患であるパーキンソン病の病態への理解の進歩が期待できます。

■雑誌名
Brain Structure & Function

■論文タイトル
Using a novel PV-Cre rat model to characterize pallidonigral cells and their terminations.

■著者
Yoon-Mi Oh, Fuyuki Karube, Susumu Takahashi, Kenta Kobayashi, Masahiko Takada, Motokazu Uchigashima, Masahiko Watanabe, Kayo Nishizawa, Kazuto Kobayashi, Fumino Fujiyama

■Cite this article as:
Oh, YM., Karube, F., Takahashi, S. et al. Brain Struct Funct (2016). doi:10.1007/s00429-016-1346-2

第3回「新ビジネス」フォーラムを開催しました

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 12月8日に同志社大学東京オフィスにおいて、第3回「新ビジネス」フォーラムを開催しました。今回は「未来の新しい医療を拓く創薬シーズ」をテーマとして、生命医科学部の5人の教員が本学の取り組むユニークで新規な、創薬の標的、モダリティ、技術、用途を紹介しました。製薬業界を中心とした企業やJSTやAMED等の関係機関から約30名の方々にご参加頂きました。

 岩井誠人リエゾンオフィス所長より開催のご挨拶と趣旨説明があった後、5人の教員からの創薬シーズ発表に移りました。

 最初は、斎藤芳郎准教授が「血漿セレン含有タンパク質セレノプロテインPを標的とした2型糖尿病および癌への創薬展開」と題して、必須微量元素“セレン”を運ぶセレノプロテインP(SeP)が2型糖尿病患者で増加し、インスリン抵抗性やインスリン分泌能を悪化させること示し、創製されたSeP中和抗体によって改善効果が認められた結果を紹介しました。また、本法の癌治療への適応についても解説しました。

 続いて、和久剛助教が「転写因子NRF3を標的としたプロテアソーム阻害による抗がん剤創薬」と題し、新規に発見された転写因子NRF3がタンパク質分解装置であるプロテアソームの発現制御を介してがん細胞の増殖を亢進させていることを示し、NRF3を標的とした、副作用が低減できる可能性のある新たな抗がん剤創薬の基盤研究を紹介しました。

 続く二題は治療薬が切望されているアルツハイマー病の創薬研究の発表となります。

 まず浦野泰臣助教は「ACAT阻害剤のドラッグリポジショニングによるアルツハイマー病治療薬の開発」と題して、過去に動脈硬化治療薬として開発されたacyl-coA:cholesterol acyltransferase(ACAT)阻害剤をその作用機序からアルツハイマー病(AD)治療薬として新たに展開(ドラッグリポジショニング)できるのではないかと考え、実際に神経細胞死を抑制する結果を示しました。

 さらに、舟本聡准教授は「APP特異的キャッピングによる副作用のないアミロイドβ産生抑制薬の開発」と題して、ADの主原因と考えられているアミロイドβ(Aβ)が産生酵素によって生成される時に、その基質となるAβ前駆体にキャップをしてAβが生成されなくなる作用を持つペプチド創薬を紹介しました。従来は産生酵素が創薬標的として研究されてきましたが、副作用も多く成功には至っていません。発想を逆転させた非常にユニークなコンセプトの研究と言えます。

 最後に、西川喜代孝教授は「感染症・炎症・疼痛を適応疾患としたペプチド創薬」と題し、腸管出血性大腸菌毒素、インフルエンザウイルス、さらには炎症・疼痛疾患に関わる細胞内情報伝達分子群など、多量体相互作用によってヒト細胞・組織への結合親和性を亢進させ、重篤な症状を呈する疾患に対し、独自のペプチドライブラリから多価型ペプチド創薬を創製することによって、病因の結合・作用を遮断する新技術と治療薬開発への展望を紹介しました。

 質疑応答では、各シーズの優位性や実用性について熱心な質問が続きました。

 終了後にラウンジで行われた名刺交換会では、参加者の皆様と講演者とが講演テーマをもとに情報交換、意見交換を行いました。

 製薬業界では、オープンイノベーションの取組みが進んでおり、各大学や研究機関の革新的な創薬シーズに関心を向けています。今回のフォーラムを通して、製薬企業や関係者に向けて、各研究シーズを紹介するとともに、本学が取り組むライフ・イノベーション分野の創薬研究成果をアピールする機会となりました。

 次回は、3月17日(金)に「医療・診断技術 」をテーマに開催する予定です。企業の皆様のご参加をお待ちしております。

経済学部 小林千春ゼミがキャンパスベンチャーグランプリで佳作受賞

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 日刊工業新聞社などが主催の第18回キャンパスベンチャーグランプリ大阪大会において、経済学部小林ゼミのチーム(メンバー:笠井隆太郎さん、小野内大祐さん、山本有紗さん、松井俊和さん、菊嵜晋太郎さん)が佳作を受賞しました。
キャンパスベンチャーグランプリは、1999年に大阪大会からスタートし、今年で18年目を迎えます。21世紀は「知価社会」の到来と言われ、産業界でも「知恵と創造性の発揮」が求められています。大学が有する知的財産を産業に生かすため「大学発ベンチャー」も活発に展開。新鮮な発想、ユニークなアイデア、独創的な技術、情熱あふれる若者の挑戦に期待し、学生によるベンチャービジネスのアイデア・事業プランを競い合う場です。
笠井さんらのチームは「Visicle Kyoto~放置自転車の有効活用~」というタイトルでプランを提案し、初出場にも関わらず、見事佳作を受賞しました。


理工学部 小寺政人教授らの研究グループの研究がChem-Stationのスポットライトリサーチに掲載されました。

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理工学部 小寺政人教授らの研究グループの研究がChem-Stationのスポットライトリサーチに掲載されました。Chem-Stationは、日本人化学者の活躍を紹介するサイトで、多くの化学者が閲覧しています。

Chem-Station スポットライトリサーチ


小寺教授らの研究グループは、メタンモノオキシゲナーゼ(soluble methan monooxygenase, sMMO)の高い反応性に注目して研究を行ってきました。今回、sMMOの酸化活性種Qの電子状態を再現するdi-μ-オキソ二核鉄(IV)酸化活性種(high-spin S=2)の合成に成功し、アルカンなどの外部基質に対して高い反応性を示す事を明らかにすると伴に、酸化活性種の生成機構を明らかにしました。この論文はChem. Eur. J.の表紙を飾る”frontispecie”に選ばれました((Hot paper) Chem. Eur. J, 2016, 22(17), 5924-5936.)。また、これをさらに発展させた研究成果を、2016年に開催された第42回錯体化学国際会議International Conference on Coordination Chemistry (ICCC2016)において発表し、その成果が高く評価され、ポスター賞を受賞しました。これは世界中の錯体化学者が参加する大規模な国際会議であり、ポスター件数600件の中からわずか5件だけに授与されました。ポスター賞受賞の確率は1パーセント未満です。また本件はアジアから唯一のポスター賞です。

研究メンバー
分子生命化学研究室
小寺 政人 (理工学部 教授)
辻 朋和 (理工学研究科 応用化学専攻 博士課程(後期課程) 2年次生)
櫻井 克俊 (理工学研究科 応用化学専攻 博士課程(前期課程) 2年次生)



中東の難民支援をテーマにした国際会議を開催しました

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「混沌の中東地域:人々のために私たちができること」
シリアの都市アレッポで何が起こっているのか

日時:2017年2月17日(金)13:00~17:00
場所:同志社大学今出川キャンパス神学館礼拝堂


博士課程教育リーディングプログラム「グローバル・リソース・マネジメント(GRM※下記参照)」主催で国際会議を開催しました。

基調講演では、2016年12月からアレッポで人道支援活動にあたるトルコのNGO(IHHトルコ人道支援復興基金)代表、Mr. Talha Keskinが、実際の映像とともにシリアでのIHHの活動や難民救済におけるNGOの役割についてお話されました。

オープンディスカッションでは、シリア内戦や難民の状況についてさらに詳しく各ゲストから説明があり、難民のメンタルケアや難民キャンプ運営などについて会場にいる学生からの質問にゲストが答えました。

中東地域を研究されている先生方や、現地からお招きしたゲストのお話をとおして、国内の報道では知りえない現地の様子や、シリアだけでなくアフガニスタン難民の状況、トルコやヨーロッパと日本が受け入れている難民数の違い、日本が今後難民支援で出来ることなど貴重なお話をうかがうことができました。

GRM履修生は、3月にヨーロッパを訪れオンサイト実習を実施し、ひきつづき難民問題について学びます。


13:00-13:30 開会の挨拶

内藤 正典 教授
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科/GRMプログラム・コーディネーター

13:30-14:30 基調講演

Mr. Mustafa Talha Keskin
IHHトルコ人道支援復興基金

  (14:30-14:40 休憩)

14:40-17:00 オープンディスカッション

司会:
内藤 正典 教授
Dr. Iyas Salim
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科


ご来聴くださった皆様、ありがとうございました。

MS&ADグループが商学部寄付講座を開設!

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国内損保最大手のMS&ADインシュアランス グループが、「新時代のリスクと保険事業」を同志社大学で開講することを決め、3月3日に記者発表が行われました。MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社の藤井副社長、MS&AD基礎研究所の深澤社長の同席の下、松岡学長、植田商学部長より発表されました。

本講座は、同グループのCSRの一環として実施するもので、急速なリスクのグローバル化や、超高齢社会の到来など大きな変革期における諸課題をテーマに、元・金融庁長官、五味 廣文氏ら、日本の金融業界トップの実務家を含む各分野からの多彩なゲスト・スピーカーを迎えて、保険事業の果たす社会的役割について考える機会を、次代を担う大学生に提供するものです。

同グループが提供する同様の講座は、東日本においては2007年度から早稲田大学で開講されており、西日本での保険事業関連講座の開講は、同志社大学がはじめての試みとなります。商学部の専門科目(5類実践科目)として2017年度秋学期に開講され、他学部生の受講も認められます。

医生命システム学科の斎藤芳郎准教授、三田雄一郎博士研究員、吉岡佑弥(生命医科学部 2014年卒業)、野口範子教授らの加わった共同研究の成果がNature Medicineに掲載されました。

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医生命システム学科 斎藤芳郎准教授、三田雄一郎博士研究員、吉岡佑弥(生命医科学部 医生命システム学科 2014年卒業)、野口範子教授らの加わった共同研究(金沢大学 御簾博文准教授、篁 俊成教授、筑波大学など)の成果がNature Medicineに受理され、2017年2月27日に掲載されました。血漿セレン含有タンパク質であるセレノプロテインPが、運動による健康増進効果に影響を及ぼすことが明らかとなりました。

右図の説明:2型糖尿病や脂肪肝の患者の一部では,過剰に産生されたセレノプロテインPが受容体LRP1を通じて筋肉で作用します。筋に取り込まれたセレノプロテインPは,GPX1やSeWなどの抗酸化タンパクを誘導します。その結果,運動で生じる活性酸素の量が抑えられてしまうため,運動したとしてもその健康増進効果がでない病態 “運動抵抗性”に陥ります。

タイトル:Deficiency of the hepatokine selenoprotein P increases responsiveness to exercise in mice through upregulation of ROS and AMPK in muscle. (ヘパトカインセレノプロテインPの欠乏は筋で活性酸素・AMPKを上方制御することによりマウスの運動反応性を増加させる)

著者:Hirofumi Misu, Hiroaki Takayama,Yoshiro Saito, Yuichiro Mita, Akihiro Kikuchi, Kiyo-aki Ishii, Keita Chikamoto, Takehiro Kanamori, Natsumi Tajima, Fei Lan, Yumie Takeshita, Masao Honda, Mutsumi Tanaka, Seiji Kato, Naoto Matsuyama, Yuya Yoshioka, Kaito Iwayama, Kumpei Tokuyama, Nobuhiko Akazawa, Seiji Maeda, Kazuhiro Takekoshi, Seiichi Matsugo, Noriko Noguchi, Shuichi Kaneko, and Toshinari Takamura

理工学部 塩井章久教授が化学工学会研究賞(玉置明善記念賞)を受賞

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2017年3月6~8日に開催された、化学工学会第82年会の開会式にて、理工学部の塩井章久教授が化学工学会研究賞(玉置明善記念賞)を受賞しました。塩井章久教授は、化学工学の分野では馴染みの薄かった非平衡現象に関する研究を過去二十年に渡って先駆的に行ってきました。この度、同志社大学での研究成果の一部を纏めた5つの論文が評価され、受賞に至りました。

受賞者
塩井 章久 (理工学部 化学システム創成工学科教授)

題目
非平衡での時空間構造形成を利用した化学システムの創出に関する研究


化学工学会賞 2016年度(平成28年度)

研究開発推進機構の川口健次助教が表面技術協会第134回講演大会において第18回優秀講演賞を受賞

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2016年9月1~2日に開催された表面技術協会第134回講演大会において、研究開発推進機構の川口健次助教が第18回優秀講演賞を受賞しました。
川口助教は、ナノサイズのIrO2粒子がアモルファスのTa2O5マトリックス中に高分散した『ナノ/アモルファスハイブリッド触媒』を作製して酸性水溶液中におけるアノード反応である酸素発生(主反応)とPbO2電着(副反応)に対する反応過電圧を独立に制御することに成功し、その研究内容が高く評価されました。
なお、2017年3月9~10日に開催された表面技術協会第135回講演大会において表彰式が行われました。

発表題目
ナノ/アモルファスハイブリッド触媒における反応過電圧・結晶化過電圧と反応選択性
発表者
川口健次 (研究開発推進機構 特定任用研究員 助教)
連名者
盛満正嗣 (理工学部 教授)


表面技術協会第134回講演大会

「第6回スポーツデータ解析コンペティション」ポスター優秀賞受賞

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文化情報学研究科の土田潤氏が日本統計学会スポーツ統計分科会が主催する「第6回スポーツデータ解析コンペティション」においてポスター優秀賞を受賞しました。
このデータ解析コンペティションでは、Jリーグ9試合のトラッキングデータを基に、サッカーに対する新しい知見を発見するというものです。
土田さんは「重力モデルを用いたサッカー選手の動きに関する定量化と視覚化」というタイトルでポスター発表を行い、その独創性とデータの活用法が評価され、ポスター優秀賞を受賞しました。

第9回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM2017) において学生プレゼンテーション賞を受賞!!

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文化情報学部の牧野望さん (4 年次生: メディア情報学研究室所属) が電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会、日本データベース学会、情報処理学会 データベースシステム研究会が主催する第9回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM2017) において学生プレゼンテーション賞を受賞しました。
牧野さんは卒業研究で行った料理レシピに関する研究テーマを深化させ、料理レシピの難易度を調理動作に基づき計算する手法の提案を行い、その有用性を評価されました。



データコンペの関西予選において優秀賞を受賞しました

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文化情報学部の木下泰輝君 (3年次生)、辰己 夢果さん (3年次生)、岡田 真奈さん (3年次生)のグループが経営科学系研究部会連合協議会主催の「平成28年度データ解析コンペティション関西予選」において優秀賞を受賞しました。
このコンペティションではファッションECサイトから提供を受けたデータに対して分析を行い、各グループで課題を発見しその解決策を提言するというものです。
本グループは文化情報学部の講義である「ジョイント・リサーチ」の中で選抜され、ID-POS データからファッションアイテムのサイズリコメンドを行う提案を行い、その独創性および有用性を評価されました。

杉本はるかさん(文化情報学部/身体メディア研究室)が、学会発表において学生奨励賞を受賞しました。

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情報処理学会第79回全国大会において、杉本はるかさん(文化情報学部/身体メディア研究室)の発表が、学生奨励賞に選ばれました。
本賞は、学生セッション毎に座長の裁量により優秀な発表に対して贈呈されるものです。
杉本さんは卒業研究の内容を元に「一点透視図法の絵画における注目領域の抽出ー遠近法導入時に着目して」というタイトルで発表し、会場からも高い関心を持っていただきました。

文部科学省主催「第6回サイエンス・インカレ」において、生命医科学部の学生チーム3組が表彰を受けました。

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文部科学省が主催する第6回サイエンス・インカレが、3月4・5日に筑波大学にて開催され、生命医科学部の学生チーム3組が表彰を受けました。
今年のサイエンス・インカレには多数の応募者があり、書類選考を経て出場を果たした180組(口頭発表46組、ポスター発表134組)に対して諮問が行われ、その中から本学部の学生チーム3組を含む計15組が表彰されました。
サイエンス・インカレは、自然科学分野を学ぶ全国の大学学部学生等が自主研究を発表し、切磋琢磨し合う場を提供することにより、学生の能力・研究意欲を高めるとともに、課題設定能力、課題探究能力、プレゼンテーション能力等を備えた創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的としています。自然科学系の全分野(人文・社会科学との融合領域を含む)における大学学部1~4年次(短期大学1~3年次を含む)、高等専門学校4~5年次、または、高等専門学校及び短期大学の専攻科1~2年次の学生(チームの場合、最大3人まで)を対象として実施されます。
また、本研究発表会で優秀な成績を修めた学生については、本年夏季にイタリアをはじめとする欧州への派遣が予定されています。本学は、本大会において第2回から第4回まで、毎年受賞者を出しています。

本年度の本学受賞者ならびに受賞部門は下記の通りです。
国立研究開発法人科学技術振興機構理事長賞
・生命医科学部 医情報学科 1年次生 岡元カノンさん、稲垣沙織さん
発表論文名「新ロウソクの科学:ゆらぎが創り出す規則的なリズム」

サイエンス・インカレ奨励表彰
・生命医科学部 医情報学科 4年次生 谷隅勇太さん 
発表論文名「決意するニューロン~嗅覚系から見た意思決定のメカニズム~」

サイエンス・インカレ審査員特別賞
 ・生命医科学部 医生命システム学科 2年次生 新谷祈さん、北林奈々子さん、小杉茉由佳さん
発表論文名「電位振動でみる生体内現象~コーヒーと牛乳で新発見?!~」

近日、サイエンス・インカレ公式ホームページにて、研究発表会の詳細(写真・コメント・動画等)が公開される予定です。

理工学部 大園享司教授が日本森林学会賞を受賞

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2017年3月26日に開催された第128回日本森林学会大会にて、理工学部の大園享司教授が、日本森林学会賞を受賞されました。日本森林学会賞は、森林科学に関する画期的な業績により、特に貴重な学術的貢献をなした研究者に授与される賞です。大園教授は、これまで研究が限定的だった森林の土壌分解系と落葉分解菌類に関する研究を、熱帯から極域に至る地球規模のスケールで過去15年にわたり進めてきました。今回はその研究成果の一部をまとめた4つの論文が評価され、受賞の運びとなりました。

受賞者
大園 享司 (理工学部 環境システム学科教授)

題目
落葉分解菌類の多様性と分解機能に関する生態学的研究


日本森林学会表彰事業
大園研究室のホームページ
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