2021年9月30日~10月1日にオンラインにて開催された第64回日本神経化学会大会において、辰本彩香さん(生命医科学研究科 医生命システム専攻 神経病理学研究室)が、若手道場優秀発表賞を受賞しました。辰本さんは、タウ遺伝子欠損マウス脳を独自の方法で解析し、微小管結合タンパク質として知られるタウが微小管の動的領域の安定化に寄与していることを明らかにしました。辰本さんの同学会での受賞は一昨年のジュニア研究者ポスター賞、昨年の若手道場優秀発表賞に続き3年連続となります。
タウの欠損が微小管の安定性およびその他の微小管結合タンパク質に及ぼす影響
辰本彩香さんのコメント
一昨年と昨年に引き続き、賞を頂けて光栄です。今年の若手道場は昨年よりも発表・質疑応答の時間が延びて多くの人と熱いディスカッションができ、さらに座長として英語で司会進行を務める等、とてもいい経験ができました。学会発表や受賞は研究のモチベーションになっています。これを励みに今後も引き続き精進して参ります。発表題目
A new aspect of tau function in vivo; stabilizing the labile domain of microtubuleタウの欠損が微小管の安定性およびその他の微小管結合タンパク質に及ぼす影響
発表者(受賞者)
- 辰本 彩香
- (生命医科学研究科 医生命システム専攻 神経病理学研究室 博士課程(後期課程)1年)
連名者
- 宮坂 知宏
- (生命医科学研究科 医生命システム専攻 神経病理学研究室 准教授)