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Channel: 同志社大学 研究・産官学連携の研究・産官学連携に関するトピックス
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理工学研究科 機械工学専攻の井上拓也さんがISEB学生派遣プログラムに参加しました

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 理工学研究科 機械工学専攻の井上拓也さんが、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)宇宙教育センターが募集する「ISEB学生派遣プログラム」の参加メンバーに選出され、2019年10月21日(月)~10月25日(金)にアメリカ・ワシントンD.C.(the Walter E. Washington Convention Center )で開催された第70回国際宇宙会議(IAC2019)に参加しました。
 そこで、井上さんに本プログラムの魅力や本プログラムへの参加を通して得たもの、本学学生に伝えたいことなどをお伺いしました。



まずは、今回のプログラムに参加した率直な感想を教えてください。
井上
今回の国際宇宙教育会議(ISEB)プログラムを通して、私は多くの経験をし、そこから多くの学びを得ました。次の世代の子供達に宇宙や科学の魅力を伝えることができたことや、70回目という記念すべき時に世界で⼀番大きい宇宙の会議である国際宇宙会議(IAC)に参加することができたことは非常に良い経験になりました。
 また、ISEBプログラムでは、各宇宙機関から派遣された人と繋がりを持つことができ、さらには、普段は絶対に会って話すことすらできない宇宙機関長と話すことができたため、今回のプログラムに応募して本当に良かったと感じています。

なぜこのプログラムに応募・参加しようと思ったのか、理由をお聞かせください。
井上
私は本プログラムでの経験を将来宇宙分野でのアウトリーチ活動に活かしたいと考えていたため、宇宙教育を介したアウトリーチ活動を⾏える本プログラムに応募しました。そもそも私自身が宇宙に興味を持ったきっかけは、宇宙物理学者であるスティーブン・ホーキング氏や小柴昌俊氏によるアウトリーチ活動でした。将来的には、私も多くの人々に宇宙の魅力を伝え、夢を与えられる研究者になりたいと考えており、そのためにも本プログラムは絶好の機会だと感じました。
 また、研究者としても幅広い知識、幅広いネットワークをもつことを目指しているため、本プログラムの文化やバックグラウンド、専門領域を超えて交流ができるという点も魅力に感じました。

実際にプログラムに参加してみて、当初の予定は達成できましたか?
井上
今回のプログラムは宇宙教育をテーマにしており、かつ、私自身が宇宙物理学者の本で宇宙が好きになったということもあり、次の世代にアウトリーチしていくことが重要だと感じています。このプログラム中で、派遣学⽣は次の世代の⼦供達に宇宙を素材にした授業を行ったり、STEM教育を実施したりしました。この教育活動は私にとって、とても良い価値のあった経験でした。

今回の渡航で印象に残ったことは何ですか?
井上
海外の多様な⼈とのネットーワーキング、宇宙機関長への質疑応答やNASAの長官、宇宙⾶⾏⼠のお話を直接聞くことができたことはこのプログラムの大きな魅力だと思います。また、今回のプログラムを通じて、IACに参加することができ、そこではアメリカの副⼤統領やアポロ11号で月⾯に着陸したバズ・オルドリン⽒のお話も直接聞くことができました。

最後に今回のプログラム参加を通じて、本学の学生に伝えたいことはありますか?
井上
私はこれまで、フランスの学校にダブルディグリー留学で2年間留学しており、またドイツの研究所で4ヶ月間研究していた背景を持ちます。しかし、それでも視野はまだ狭く感じていました。世界は多様性に満ち溢れており、また様々なことをやっている⼈がいる事を今回のISEBプログラムで感じることができました。
 このプログラムでは、派遣学⽣は次の世代の⼦供達に宇宙を素材にした授業を⾏ったり、STEM教育を実施したりしますが、宇宙教育のような活動は、⼤学⽣活の中では滅多にできないことであるため、宇宙教育やアウトリーチ活動に興味がある⽅は、是⾮このプログラムに参加して経験してみて欲しいです。これまでジェネラルエンジニアリングを含め、理学のバックグラウンドを持つ⾃分としても幅広い背景を持った多様な人々が一堂に会し、様々な出会いがあることを期待していましたが、期待以上の経験を得ることができ、本当によかったと感じています。

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