メタンを酸化して、メタノールやホルムアルデヒドを合成する反応は非常に困難な酸化反応です。和田さんは、これまでに当該研究室で開発された6-hpa配位子の二核銅錯体を触媒とするメタン酸化反応の反応効率を向上させるため、酵素をモデルにして、「疎水的な部位」を取り入れた新規二核銅錯体を開発しました。実際にこの新規二核銅錯体を用いてメタン酸化反応を行い、既存の二核銅錯体と比較して反応効率を向上させることに成功しました。
受賞した賞
優秀ポスター賞発表題目
メタン酸化の最適化:疎水基を持つ6-hpa配位子の二核銅錯体が触媒するメタンやエタンなどのガス状アルカンの酸化反応発表者
- 和田 一仁
- 理工学研究科博士課程(前期課程) 応用化学専攻1年次生(理工学部 機能分子・生命化学科 卒業)
連名者
- 髙橋 宏仁
- 理工学研究科博士課程(前期課程) 応用化学専攻2年次生(理工学部 機能分子・生命化学科 卒業)
- 人見 穣
- 理工学部 機能分子・生命化学科 教授
- 小寺 政人
- 理工学部 機能分子・生命化学科 教授